Rosso Polare/Cacciamali (LP")
”Cacciamali”は、ミラノを拠点とするRosso Polareの前作”Campo Amaro”、そして共同創設者Anna Vezzosi の脱退を経て、劇中音、民謡の詠唱、伝統的なリズムと楽器編成を探求した作品です。2024年のアルバムが”フォークロア”を新たな表現手段として多用していたのに対し、”Cacciamali”では、イタリアのアヴァンギャルド界の重鎮Riccardo Sinigaglia、サウンドアーティスト兼研究者のHMOT(Stas Sharifulla)、そしてペルシャ系パリ在住のエレクトロアコースティック・ミュージシャン、Cinna Peyghamyなど、数多くのコラボレーション・アーティストを起用することで、その影響を更に深く掘り下げています。
アルバム・タイトル”Cacciamali”を大まかに訳すと”嘲笑い返す病気”も、前作と同様のアプローチを採用しています。それは、階層的な作者性を排し、音色素材と対比しつつも融合するフィールドレコーディングを多用し、生物音、風景音、環境音を構成素材として重視することです。