Hudson People/Trip To Your Mind (12")
Delfonic、LTJ Xperience、DJ Frictionによる”Trip To Your Mind”のリワーク盤のリリースが成功を収めたことを受け、この不朽の名作かつ今なお高い人気を誇るディスコ・ファンクの名曲のオリジナル・ミックスを、遂に再リリースする時がやってきました。
オリジナル・ミックスであるHithouse Mixと、Chris Hill & Robbie Vincentによるリミックスはどちらも1979年にリリースされました。しかし、新たに発見された証拠により、この楽曲は実際にはもっと以前に録音されていたことが明らかになりました。1976年9月7日付のロサンゼルス発ロンドン行きのReginald Hudsonの航空券の再発見を含む綿密な調査の結果、レコーディング・セッションは1976年後半に行われたことが証明されたのです。
不運な事情により、この楽曲は数年間お蔵入りとなり、1979年になってようやくリリースされました。その頃には、当初のバックバンド、Body Heat(ドイツに駐留の米軍ミュージシャンで構成されたグループ)は既に解散しおり、その結果、このレコードは”Hudson People”というプロジェクト名でリリースされることになりました。
Reg Hudsonはその後、追加の写真やこれまで知られていなかった情報を公開しており、それらは今後数ヶ月のうちに明らかになる予定です。そして、このレコードの功績を更に称える為、公式ミュージックビデオが現在制作中で、この楽曲のリリース50周年を記念して、この夏に公開される予定です。
残念ながらオリジナルのマスターテープは紛失してしまった為、入手可能な最良の音源を元に、最高級の機材を用いて音源を転送、復元しています。特に、オリジナルの”Hithouse Mix”は、かつてないほど素晴らしい音質に仕上がっています。
この12インチ盤は、初期プレスにのみ付属していたとされる、希少なオリジナル”Disco 45”のジャケットを忠実に再現したパッケージでリリースされます。
レコードにまつわる物語
何十年もの間、”Trip To Your Mind”はブリット・ファンクの名曲として称えられていますが、その真の起源についてはほとんど知られていませんでした。この楽曲はロンドンのAdvision StudiosでレコーディングされたもののHudson Peopleは英国のグループでもなければ、ロンドンを拠点とするプロジェクトでも無かったのです。この事実は、2022年にBackatcha Recordsからリリースされたオフィシャル再発盤を通じて初めて明らかになります。
レーベルオーナーのDJ Scientistとのインタビューで、ソングライター兼プロデューサーのReg Hudsonは、このレコーディングに参加したミュージシャンは、実は自身Hudsonと同様、メンバーのほとんどはシカゴ出身で、ドイツ拠点のGIバンド、Body Heatのメンバーだったと明かしています。
”バンドのメンバーはギターのTony Palmer、ドラムとリードボーカルのHerva Middleton、サックスのCharles Walker、トランペットとトロンボーンのHarvey Perry、そしてベースのRickeyという5人編成だった”とHudsonは振り返ります。
1976年後半に録音されたこの楽曲は、数年間未発表のままだった。1979年にようやくリリースされた頃には、Body Heatは既に解散寸前となっており、その為、Hudson People名義でリリースすることが決定されたのです。
1990年代後半以降、”Trip To Your Mind”はブートレッグが大量に出回り、コンピレーション・アルバムにも数多く収録され、世界中のDJやコレクターから熱烈な支持を受け続け、その時代を代表する不朽の名盤として確固たる地位を築いています。
50周年記念エディション ! 1976年に録音、1979年初リリース。