Storm Mollison/A.L.T. EP (12")
新星Storm Mollisonが、ハウスとR&Bを融合させたEPでHeistからデビューを果たし、私達はすっかり彼女の虜になっています。
Heistの最新アーティスト、Storm Mollisonの未来は明るいようです。Shazamの”Fast Forward 2026”リストで注目アーティストに選ばれた彼女は、既に大成功を収めた2025年に続き、今年も多忙な一年になりそうです。昨年だけでも、Kikiのヒット曲”Getting ready for the party”にフィーチャーされ、Mixmag LondonのイベントやRaw Cuts X Heist ADEパーティーに出演、Spotifyで初の表紙を飾り、Radio 1に複数回出演、シングルを数枚リリース、Noir FeverからフルEPをリリース、そしてLuuk van Dijkのリミックスも手掛けています。
それでもまだ物足りないという方には、この度Heistからリリースされた彼女のEP”Act like that”を是非、聴いてみることをお勧めします。Storm自身の言葉を借りれば、”これは今まで作った中で最も刺激的な音楽”とのことですが、我々も全面的に同感します。このEPは、彼女のハウスミュージックとソウルフルなR&Bへの愛が見事に融合した作品で、4曲全てが深みのあるコード、滑らかなボーカル、そして力強いテクスチャーのサウンドで彩られています。
EPのオープニング・トラック”Doing Sumthin”は、Stormのデモを初めて聴いて以来、Dam Swindleのセットの定番曲となっています。時には、誰かナビゲーターがいるだけで、あっと言う間にクラブ全体がそのリズムに合わせて踊っている、そんな瞬間が訪れます。Aaron Pfeifferによる個性的でクールなボーカルが先導し、この曲を流す度に会場は熱狂に包まれます。重厚なビートとサックスのリフは、Stormのサウンドに大きな影響を与えたオールドスクール、ハウスへの素敵なオマージュです。
EPのタイトル曲である”Act Like That”は、Rochelle Jordanの最新アルバムに収録されていてもおかしくないような、モダンなR&Bナンバーです。Storm自身が完璧に歌い上げている歌詞は、頼りにならない男性に立ち向かう女性たちを称えています。この曲は正に、2026年の女性らしさを象徴した、クールで洗練されたサウンドトラックと言えるでしょう。きっとあなたの頭の中で、しばらくの間、ずっと鳴り響き続けるに違いありません。
B面に収録されている”Gotta Go”、豊かな鍵盤のサウンドとゆったりとしたグルーヴが特徴的な、隠れたダンスフロア・アンセムです。楽曲全体を通して、爽やかなテクスチャーと繊細なアクセントが随所に散りばめられ、クライマックスのブレイクダウンで究極の解放感へと誘います。
EPのラストを飾る”Workin'”は、再びR&Bの世界へと私達を誘います。今回は、非常に踊りやすい仕上がりです。Stormの柔らかな歌声が重厚なビート、深みのあるコード、セクシーなベースラインの上に重り、どこで聴いても思わず踊り出したくなるでしょう。
既にシーンでこれほどまでに頭角を現しているアーティストにとって、”ブレイクスルー”について語るのは難しいのですが、彼女の音楽に限って言えば、このアルバムは数年後に人々が再び手に取り、”彼女がALTをリリースした頃を覚えている ? ”と語り合うような作品になる、と想像するのは難しいことではありません。
いつものように、音楽を楽しんで、大音量で聴いて下さい !
Maarten & Larsより