Various/Music For A Revolution Vol 2 (2xLP")
これは、ギニアのレコード・レーベル”Syliphone”の傑作選を収録した2枚組リリースの第2弾です。本作は1970年代の音源に焦点を当てています。当時、ギニアの”Authenticite(本物の文化)”政策により、30以上のオーケストラからなるネットワークを通じて国の音楽を大きく変革しました。各オーケストラはそれぞれの地域を代表し、ギニアの音楽的伝統に、キューバ音楽、ジャズ、ファンクの影響を取り入れた演奏を奏でていました。
1958年10月2日、60年以上にわたる植民地支配を経て、ギニア国民は圧倒的多数で独立を宣言し、セクー・トゥーレを大統領とする共和国が樹立されました。植民地時代の遺産からギニアを解放するため、トゥーレ大統領は国家の尊厳を取り戻し、ギニア国民が自らの文化、歴史、そして新たに獲得した自由に誇りを持てるように尽力しました。そして、それを実現する為、彼は政府に対し、先住民の文化を活性化させる新たな文化政策を実施するよう指示しました。
1961年、トゥーレ大統領はギニアの新たな文化政策”Authenticite(本物の文化)”を掲げました。その最初の施策の一つとして、ギニアを代表する音楽家たちを集め、伝統的なギニア音楽を新しく現代的なスタイルで演奏することを使命とした、国が後援する新しいオーケストラが結成されました。セクー・トゥーレ大統領の在任期間(1958年〜1984年)中、政府の”Authenticite(本物の文化)”という文化政策は、創造的な芸術分野に厳格に適用されました。ギニア唯一の政党が芸術制作を完全に掌握していたのです。
1967年から1983年にかけて、ギニア政府は独自のレコードレーベル”シリフォン(Syliphone)”を通じて選りすぐりの楽曲を発表しました。これらの録音は多くの点で画期的なものでした。Syliphoneは、オーケストラ編成の中でアフリカの伝統楽器を取り入れた最初のレコードレーベルであり、グリオの伝統的な歌をオーケストラ編成で披露した最初のレーベルであり、更にポストコロニアル時代(植民地時代後)のアフリカにおいて政府が後援した最初のレコードレーベルでもありました。”Syliphone”は”Authenticite(本物の文化)”を体現したレーベルで、12インチ及び7インチのレコード盤で750曲以上をリリースしました。それらのレコードは全て、世界中のコレクターから高い人気を誇っています。