Work Money Death/A Portal to Here (2xLP")
ATA Recordsは、Work Money Deathのアルバム”A Portal to Here”を自信を持ってご紹介します。
スピリチュアル・ジャズと60年代のニュー・シングへの深い探求を続ける本グループは、Alice ColtraneとPharoah Sandersの精神を称えます。この作品は、ATAのギタリスト、Chris “Earl” Dawkins.の逝去後、初のレコーディング作品となり、収録された4曲は、悲しみと内省を経てバンドが歩んできた道のりを辿るもので、Chrisの芸術性を称えた証であると同時に、彼の不朽の影響力への賛辞でもあります。
”A Portal To Here”は、ハープ奏者Alice Robertsを通じてAlice Coltraneの精神を伝えている他、ヨークシャーのトップクラスの木管、金管奏者達によるSun Raを彷彿とさせるホーン・セクションも登場し、彼らが演奏するたびに楽曲の雰囲気を高揚させます。そしてパーカッション、とりわけグループでの手拍子による祝祭的な音色が、喜びであれ悲しみであれ、アルバム全体に感情的な深みを与えています。
彼らの音楽的影響は、ニューオーリンズからインド、バプテスト教会、そしてブルースにまで及んでいます。特に際立つのは、Richardsによる恍惚とした演奏が光る、洗礼とブルースを核とした2曲目の”Dance of the Spirits”と、3曲目の”Brother Earl”。Tonyがフルートを奏で、60年代後半の心を開放したスピリチュアリティを彷彿とさせるリズムに乗って始まる。その後、Tonyはテナーサックスに持ち替え、本作全4曲と同様に、Work Money Deathのファン、そしてスピリチュアル・ジャズ全般のファンが深く共感できる、圧倒的な感情の高揚へと導きます。
”A Portal to Here”は、Work Money Deathの作品群に素晴らしい彩りを添えた作品で、人生にどんな困難が待ち受けていようとも、バンドが創造と制作を続けていくという明確な意思表明と言えるでしょう。