Chicago Underground Duo/Hyperglyph (LP") LTD
この作品”Hyperglyph”は、コンポーザーでトランペット奏者、シンセシストのRob Mazurekとコンポーザー、パーカッショニストのChad Taylorによる、長年続くプロジェクト、Chicago Underground Duoプロジェクトにとって、11年振りのニューアルバムです。MazurekとTaylorは、30年近くにわたり様々な編成で共に演奏してきました。その中には、Mazurekの大規模で空を見上げるような表現主義のユニット、Exploding Star Orchestraでの継続的なパートナーシップ、拡大したChicago Underground Trio、Quartet and Orchestra(いずれもギタリストのJeff Parkerが参加)、そしてその他数多くのアサンブラージュが含まれます。デュオの初期アルバムは、当時のアヴァンギャルド・ジャズ、エレクトロニック、インディー・ロックの融合の萌芽的な青写真であり、当時芽生えつつあった”ポスト・ロック”のサウンドにおける”ジャズ”的側面を明確に表現する上で極めて重要な瞬間となりました。勿論、その萌芽的サウンドはMazurekとTaylorのグループの成功に加え、MazurekとParkerによるプロジェクト”Isotope 217”、そしてChicago Underground Duoと頻繁に共演した”Tortoise”といったアーティスト達の成功によって、広く世に広まっていきました。その時代に誕生し、現在も活動を続けるプロジェクトのほとんどが進化、再構築、そして成長を遂げてきたように、Chicago Underground Duoも常に、各々の個性的な聴覚探求を背景に存在し、幾度もの音楽的脱皮を経験してきました。デュオ・プロジェクトの中断と再開を繰り返す中で、MazurekとTaylorの個人的な進化が同時に描かれ、彼ら自身の人生と友情を如実に映し出しています。
2025年8月15日(金)発売