Pearly Queen/Quit Jive In (7")
マイアミを拠点に活動するキューバン・ロック・バンド、Pearly Queenによる神話的な生ファンクのレア盤、7インチ・リイシュー。中毒性のあるカット”Quit Jive’ In”と、ザ・ラスカルズの”Jungle Walk”の素晴らしいカバーをフィーチャーしたこの盤は、70年代半ばのファンクの火花を散らすダブルヘッダーです。
オリジナルは1974年にキューバのレコード・プロデューサー、Manuel J. MatoのSound Triangle Recordsからリリースされた、この希少なファンクの逸品は、1960年にアメリカに移住していた彼の手によるもので、長い間、ファンク45の貴重な発掘品となっていたものです。Keb DargeやJazzman GeraldといったDJやコレクターが1990年代にこの曲に注目し、DJ Shadow &Cut Chemistの画期的な7インチDJミックス”Brainfreeze”に収録された事で、この曲の地位は更に高まりました。DJ Shadowも又、Mo Waxからリリースされた悪名高いアルバム”Endtroducing......”に収録されているトラック”The Number Song”(1996年)で、ドラムとホーンのブレイクを見事に使っています。
Ray & His Courtで有名なRay Fernandezが作曲した”Quit Jive' In”は、ヘヴィなブレイクとパンチの効いたホーンに支えられたグルーヴに溢れた、威勢のいいファンク・ナンバーです。B面のロック・ファンク”Jungle Walk”は、ラスカルズの1972年のオリジナル曲のカヴァー・ヴァージョンで、シンガー・ソングライターでありギタリストでもあるBuzzy Feitenが作曲したこの曲は、タランティーノ映画のサウンドトラックの一部としても違和感がないでしょう。
この曲ほど大好きなディープ・ファンクはそう多くありません。コレクターにとって悲しい事に、このオリジナル7インチは、最も鍛えられた熱心なディガーでさえも、中々手に入れる事が出来ないままでした。その為、全ての人に楽しんでもらえるよう再リリースするのが相応しいと感じていました、お持ちでないお方はこの機会に !