Jeff Parker and ETA IVtet/The Way Out of Easy 2lp"

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商品コード 05069
販売価格(税込) 5,840 円
通常価格: 5,840 円
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アーティスト Jeff Parker and ETA IVtet
タイトル 1 A1 Freakadelic (23:50)
2 B1 Late Autumn (17:21)
3 C1 Easy Way Out (22:00)
4 D1 Chrome Dome (16:45)
レーベル International Anthem
試聴リンク Youtube-1 , Youtube-2

BandCamp-1〜2

2LPのマルーン・カラー、超重量級のゲートフォールド・ジャケットとプリント・インナースリーブ仕様。

2023年1月2日。新年2日目という事を除けば、ロサンゼルスのETAではごく普通の夜だった。ETAでは、ギタリストのJeff Parkerが、サックス奏者のJosh Johnson、ベーシストのAnna Butterss、ドラマーのJay Belleroseと共にETA IVtetを結成し、2016年から月曜日のレギュラー・ギグを押さえていました。当時は、それが昨年ETAが営業を開始する最初の演奏会だとは誰も知りませんでした。

ParkerのETAアンサンブルは、そのレジデンスを7年間務めるうちに、主にスタンダードを演奏するバンドから、グルーヴ志向、絵画的、ポリリズム、ミニマリズム、マントラ即興音楽など、革新的でしばしば未知の領域への超越的で長尺の(時には45分以上に及ぶ)旅で知られるグループへと進化したのです。

そのような音楽的成長と共に、ETAでのParkerと彼のバンドの観客も年々増えていきました。Parkerが2000年代から2010年代前半にかけてロダンで作り出していた雰囲気を懐かしむ、平日の夜に酒を飲む人、友人、家族、シカゴ在住の外国人がまばらに集まった事から始まったこのイベントは、毎回満員の観客と1ブロックに渡って行列が出来るロサンゼルスのナイトライフの定番イベントへと成長しました。

2021年12月にInternational Anthem/Nonesuchからリリースされたソロ・ギター作品集”Forfolks”、2022年10月にEremiteからリリースされた”Mondays at the Enfield Tennis Academy”は、エンジニアのBryce Gonzalesがライヴで録音・ミックスした4つのサイドレングス・トラックで構成され、ETA IVtetの独特で広がりのある即興演奏へのアプローチを記録した2枚組LP等、2023年1月までにParkerの音楽への関心はかつてない程、高まっていました。

2019年から2021年の間に録音された無名の音源を集め、ETA IVtetの特徴的なサウンドを世界に紹介した”Mondays”もありますが、Parkeの新しいETA IVtetの作品は、Gonzalesのアナログ・キャプチャーのアーカイブに戻り、合計約80分の4つの長尺レコーディングを集めながら、彼の旅のより特別な瞬間にズームインするという、ある意味でバンドの方式に忠実なもので、”The Way Out of Easy”では、2023年1月2日の一晩のサウンドメイキングを通して、常に洗練され、無限に広がるアンサンブルの有機的なエッセンスをマクロレンズで見る事が出来ます。

エンジニアのGonzalesは、ハイランド・ダイナミクスとしてハイエンドのオーディオ機器を製作する事で知られており、バーの1つのスペースだけを占めながらETA IVtetを録音出来るようにカスタムしたミキサーを設計した程です。作品のライナーノーツで、彼はそのプロセスとアプローチについて次のように語っています、”レコーディングには様々方法があり、それぞれに適したやり方があります。 しかし、このバンドにとって最も重要な事は、彼らがお互いに話している事を邪魔するような事はしないという事です”。彼は、これらのパフォーマンスを撮影する為に使用したシンプルな図式についても言及しています、”基本的に1プレーヤーにつき1本のマイクで4つのレベルコントロールのみ”、これにより、リアルタイムで展開され、創造される音楽の、信じられないほど純粋で、正直で、透明で、感動的な体験を可能にしてくれます。

このセットは、Parker作曲の”Freakadelic”のエクステンデッド・テイクから始まります。この曲は、彼が2012年にDelmarkでリリースした”Bright Light in Winter”の為に最初に録音したものです。B面の”Late Autumn”は、Parkerが作曲の基礎を固める為に数個の撥弦楽器の音を使いながら、叙述的なアルペジオ・サイクルで揺れています。最初は、”Forfolks”で彼がギター1本で書いた地味な曲のエコーのように聴こえるかもしれません。しかし、この空間では彼のアンサンブルも加わり、シンプルなアイデアから美しくマルチなテクスチャーで緩やかに移り変わる4次元構造を構築する手助けをしています。そして、”Easy Way Out”ではButterssの揺れ動くベースラインがリードし、アンサンブルを穏やかなサイケデリアの広がりへと導き、Belleroseは、まるで古代の遺物を発掘する考古学者のように、ドラムの埃を払います。

IVtetは毎週のショーの最後に慣例としてスタンダードな曲を演奏していました。Parkerは、観客をクリエイティブな世界に引きずり込んだ長い夜の後に、温かくて親しみやすい曲を持ち帰ってもらいたいと考え、この慣例を取り入れたのです。バート・バカラックの”This Guy's In Love With You”、エディ・ハリスの”1974 Blues”、ホレス・シルヴァーの”Peace”などがParkerがよく演奏していた曲ですが、このセットではIVtetはそのお馴染みの歌ではなく、ソロ・サックスのJohnsonによる叙情的なアドリブから自然発生的に発展したダブ、レゲエのグルーヴという形で後日、Parkerによって”Chrome Dome”という名前が付けられたお馴染みのサウンドで幕を閉じます。

2023年12月初旬、ETAの共同経営者であるRyan Julioは、年末をもって同会場を永久に閉鎖するという突然の発表を余儀なくされました。12月23日、ParkerとバンドはETAで最後の演奏を行いました。

2024年7月22日、ETA IVtetはETAの閉鎖から初めて一緒に演奏する為に集まり、ロサンゼルスのZebulonで、笑顔のRyan Julioも含めた数百人の観客の前で演奏しました。Gonzalesはその場にいて、ステージのバンドのすぐ後ろでコンパクトなアナログ・セットアップを使ってレコーディングしています。 空間はなくなっても、その精神は生き続け、音楽は新たな器へと前進します。

2024年11月22日リリース

ETA 4tet is:
Anna Butterss - amplified double bass
Jay Bellerose - drums, cymbals and percussion
Josh Johnson - amplified alto saxophone with electronics
Jeff Parker - electric guitar with electronics and sampler

All compositions by the ETA IVtet except “Freakadelic” by Jeff Parker (Umjabuglafeesh Music - BMI)

Live recording by Bryce Gonzales at ETA, Highland Park, Los Angeles, California on January 2nd, 2023

Album design by Jeremiah Chiu
Album photography by David Haskell
Liner notes composed by Bryce Gonzales
Mastering by Dave Cooley at Elysian Masters

Thanks to: Bryce and Highland Dynamics, Scottie, David, Dave, Jocelyn and King Hippo at IARC, David Bither and staff at Nonesuch Records, Michael Ehlers, Gerard Lollie (rest in peace), David Haskell, all the artists, musicians and patrons that supported us during our residency at ETA, and to Ryan Julio for giving us a home to explore for seven years. Music heals.
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