Mo Kolours/Original Flow (2xLP") LTD
We Release JAZZは、Joseph Deenmamode、別名Mo Koloursのエキサイティングな新作を発表出来る事を大変嬉しく思います。この唯一無二の音楽魂による21曲入りのニュー・アルバム”Original Flow”は、Mo Kolours自身によるオリジナル・アートワークとWRJの帯が付いた350gsmの厚手スリーブに収められた2枚組LPとして、又デジパックCDとデジタル・フォーマットでリリースされます。
セルフタイトルのデビュー作(2014年)、”Texture Like Like Sun”(2015年)、2018年のアルバム”Inner Symbols”、3枚のEPなど、批評家から絶賛されたレコードのカタログによって、Deenmamodeは天才的なミュージシャン、ヴォーカリストとしての地位を確立しました。Pitchforkは彼の”催眠術のような、トライバルを取り入れたダンス・グルーヴ”を賞賛し、DJ Magは”サウンドシステム・カルチャーのカラフルな祭典”と評価、Resident Advisorは”Mo Koloursのようなサウンドの持ち主はいない”と支持し、Guardian誌は”カーティス・メイフィールドがア・トライブ・コールド・クエストとリー・ペリーと共に作った最高のアルバム”、Mojo誌は”J・ディラがプロデュースしたマーヴィン・ゲイのようなもの”と音楽的な例えをしています。
5年前、Deenmamodeは日本の田舎に移住しました。慣れ親しんだ場所から遠く離れ、彼は自分の居場所について考え、更に自分のアイデンティティを問いました。”私の周りに”自分自身”は一人もいませんでした。何が自分を音楽的に興奮させるのかを本当に見つける時間がありました。日本は、私が潜在意識に傾倒し、本当に深く入り込み、自分のストーリーを構成する様相を写し出す事を助けてくれました。”
”Original Flow”に収録されているトラックは、この期間に世界中で録音されたセッション、即興演奏、サウンドバイトから構成されおり、Deenmamodeの兄弟であるReginald Omas MamodeとJeen Bassaを筆頭にAndrew Ashong、Charles Bullen、Dwaye Kilvington、Eddie Hick、Stefan Asanovic、Myele Manzanza、Ross Hughes、Tom Dreisslerなどのミュージシャンが参加しています。Deenmamodeは語ります”私はこのアルバムの創作過程を誇りに思っています。何時間もかけてレコードを探し回るという伝統から生まれた私は、自分でサンプルを作り、他のプロデューサーが手を出せないような完璧なループを見つけたかった。たまたま素晴らしいミュージシャンでもある友人や知人をクリスタル・パレスのスタジオに招き、私が持っていたいくつかの大まかなアイデアを基に即興演奏をする事にしました。一日中かけて、全てを録音しました。”
”Original Flow”は、新しいUKストリート・ソウル、未来の先住民へのジャズ・フュージョン、ラスタ・セッガ、ニャビンギ・ジャズ、マダガスカルのヘブライ・ヒップホップのアルバムです。探求と即興の精神はそのままに、Deenmamodeはビートテープの儚さを超えて成長し、柔軟に変化し、作曲の幅を広げ、他のミュージシャンとライブで演奏する為の音楽的な筋肉を伸ばす様子が見られます。エンパワーメント、逆境の克服、精神的解放といったテーマが、古代史、未来主義、科学からのメモ、そして家族との連帯感についての思索と共存しています。
”Magik Momentum”は、曲の冒頭に登場するDeenmamodeからの即興と、それが人生においてどのような役割を果たすかについての質問に、インスピレーションを与えてくれる刺激的なメンターとのディスカッションから生まれました。”Rockets to Mars”は、政府が宇宙探査を計画する一方で、何十億という何も持たない人々への配慮が欠けていることに疑問を投げかけています。”この曲は、私が演奏するときに参考にしているソニー・オクソンの曲との比較を私の心に呼び起こしました。オクソンの歌は、政府が月に行く一方で世界の多くのコミュニティで資源が不足している事を歌っていました。”
”The News These Days”の背後にある音楽が”アルバムの中で一番好きかもしれない”と彼は語ります。60年代後半のジャズ・フュージョンのサンプルのようにループさせ、何も加えず、トラックは数分で完成した。”それはクリスタル・パレスの全セッションの中で、最初で最高の瞬間だった。”と彼は付け加えた。対照的なこのアルバムのタイトル曲”Original Flow”は、彼がソロで演奏する最小限の楽器で構成されています。過去のレコーディングから珠玉のビートを探し求め、苛立ちながらも、彼は自我を爆発させた。"ドープなビートを作るのに、他の誰も必要ない ! ”と。 ラヴァンヌ(彼の父親の故郷モーリシャスの伝統的なフレームドラム)を手に取り、RECを押して演奏を始めた。彼は”私の思考の中には、上エジプトとスーダンのヌビア人のリズム、モーリタニアの女性たちが叩く大太鼓のスイング、もちろんモーリシャスのセガ・ビート、そして常にインスピレーションを与えてくれるジェームス・ヤンシーの鼓動があった。”と語ります。
UKのブロークンビート、キューバのコンガ、ナイジェリアとモーリシャスの抑揚に後押しされた”Love Vibration”は、全て感情は振動数を持つというコンセプトに従い、創造の周波数と愛の力に敬意を表している。そして、2部構成の”Tatamaka”では、Deenmamodeの祖先であるモーリシャスのマルーン人の歴史が語られている。”私達は抑圧者から逃げ出し、彼らの手の届かない島の片隅”ル・モーン”に避難する事が出来た人々です。ある血塗られた日、彼らは再び捕らえ、復讐のために大挙してやって来ました。私達の多くは、再び服従させられるくらいなら、飛び降り自殺を選んだのです。クレオール人のリチャード・セドレー・アソンヌの詩にはこうあります。”彼らは何百人もいたが、我が民マルーン人は、奴隷制度の鎖よりも死の接吻を選んだのだ。” Tatamakaは有名なマルーンの指導者の名前であり、彼は彼と私たち民族の自由を主張したために殺害されたのです。 この歌は、ル・モーンに住むマルーン人の祖先が、逃避行と自由の旅に出る事を想像したものです。”
ウェスト・ミッドランズで生まれ、父親の故郷であるインド洋モーリシャスの伝統的なセガ・ミュージックとジミ・ヘンドリックス、サンタナ、マイケル・ジャクソン等のレコードを聴いて育ちました。90年代後半のブリストルでのジャングルとドラムンベースの夜、キャンバーウェルのアート・カレッジでの試み、そしてペッカムの豊かな文化に影響を受け、ヒップホップ、ダブ、ソウル、サウンドシステムといったスタイルを彼独自のサウンドに加えたDeenmamodeのサウンドは”当時はロンドンのアフロ・クォーターズと呼ばれていた”と語っています。
彼はこう説明します。”ハンドドラムから808まで、ドラムミュージックが大好きなんだ。私は古くから伝わる音楽、伝統音楽、先住民の音楽、太古から受け継がれてきた伝統音楽が大好きです。手拍子、呻き声、足踏み等、身体からの音楽。忙しく、賑やかで、テンションが高い、聴き応えのある深みのある音楽。魂からの音楽、彼方からの音楽。私は島や山の音楽が大好きだ。ストリートの音楽、雑踏の音楽、路地裏のビート。クラブミュージック。”
彼は創造的なプロセスをイメージで考える事だと説明します。”視覚の世界と音の世界は、私の思考プロセスの中で混ざり合っているようです。目を閉じてドラムを叩くと、イメージの世界がビートと共に踊り、動きます。即興的なドラミングは、聴きたいものを演奏しようとするのではなく、聴きたいものを聴いているような感じです。リズムに従い、パターンの中で新しい道を見つける事が私の体験している事です。このようにして、自分がプレーヤーではなく、ただのリスナーになったと感じる事は良くあります。”
”Original Flow”は、従来のビニールに代わる持続可能なバイオビニールでプレスされています。バイオビニールは、使用済み食用油や産業廃棄ガスを再利用することで、S-PVCに含まれる石油を代替し、バイオベースのS-PVC製造において100%のCO2削減を実現しており、更に100%リサイクル・再利用可能で、循環経済思想を取り入れています。
注目ポイント
- For fans of SOUL、心からの音楽、jazz、hip hop、J Dilla、Lee Perry、ただ正しいと感じる純粋な宝石、友人同士の即興ライブ・セッション、ワールドワイド・ラブ、reggae、純然たる至福、偶然の出会い、groove、HUMAN MUSIC !