Wally Badarou/Colors Of Silence (LP")

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商品コード 04048
販売価格(税込) 4,310 円
通常価格: 4,310 円
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アーティスト Wally Badarou
タイトル 1 A1 Dance In The Dust
2 A2 Amber Whispers
3 A3 Where Were We
4 A4 The Lights Of Kinshasa
5 A5 Pictures Of You
6 B1 Serendipity For Two
7 B2 Smiles By The Millions
8 B3 Higher Still
9 B4 Oriental
10 B5 Days To Wonder
11 B6 Dawn Of Europa
12 B7 Crystal Falls
13 B8 Purple Lines
レーベル Be With Records
試聴リンク Youtube-2 , Youtube-3 , Youtube-5 , Youtube-6 , Youtube-8


あなたもご存じのとうり、シンセサイザーのパイオニアであり音楽の博学者であるWally Badarouは天才です。2001年に控えめにリリースされたアルバム”Colors Of Silence”のレコード盤は、バレアリック音楽ファンから渇望されていた。実際、私達が制作に取りかかった当初、センス抜群の友人たち(例えばバレアリックのレジェンド、Moonboots)に夢のリリースは何かと尋ねたところ、彼は迷うことなくWally Badarouの”Colors Of Silence”と答えた。私達はWallyがこのアルバムを作ったことを知らなかった、そしてほとんどの人はまだ知らない。しかし、それは変わろうとしています。

”Colors Of Silence”は、表向きはニューエイジ・アルバムです。しかし、これまでと同様、ウォーリーの洗練されたシンセのテクスチャーと表現力豊かなキーボード・ランは個性にあふれ、生命力に満ちており、この芸術作品は安易なジャンル分けを超越している。 全体を通して素晴らしい、A.R.T.ウィルソンやスザンヌ・クラフトのようであり、CFCFやジョニー・ナッシュの痕跡もある。しかし、これらの現代の巨匠達の作品より10年も早く作られています。場合によっては、ラリー・ハードのアルバムから遠く離れていないようにも思えます。

アイランド・レコードの創設者クリス・ブラックウェルの友人であるナタリー・ドロンは、彼女がリリースする予定のヨガDVDの音楽をWallyに依頼した。双方とも時間がなかったため、Wallyがアイデアバンクに持っていた”質の高いデモ”を使うことで合意した。Colors Of Silenceが失われた宝石のような存在である理由は理解できる。Wallyはこう説明した”プロモーションが全くなかったため、”親密な”リリースになりました。単なる話題作りと時間稼ぎを探していた、それこそ私が求めていたものだった。そうすれば、時間ができたらすぐに本番に集中出来る。また、最終バージョンが成功を収めれば後にレアな収集アイテムに変わるかもしれない、誰にも分かりません”

長年にわたり、”Colors Of Silence”はアンビエント、バレアレスのヘッズにとって真のカルトレコードとなりました。

魅惑的だが短い”Dance In The Dust”は、シャッフル、ハイパーカッシブ、ヒプノティックなオープニング曲。そして”Amber Whispers”の深い静けさへと続く。滑るような、神々しい、ミニ・メロディックの傑作だ。その極上の美しさにうっとりさせられるだろう。続く明るく爽やかな”Where Were We”は、トロピカルでレゲエ調のバウンスで島々を駆け抜ける。

アップテンポのグルーヴは、鍵盤が鳴り響くソカ・ファンクの”The Lights Of Kinshasa”でも維持され、サイドAは”Pictures Of You”で締めくくられる。重厚でメランコリック、飾り気のないピアノで始まるこの曲は、それだけでも美しい曲です。しかし、Wallyはいつもプラスアルファを与えてくれます。温かみのあるドリーミーなパッドとミニマルでスローモーなパーカッションを難無く導入し、率直に言うと見事な作品に華を添えています。

サイドBのイントロ、チルな”Serendipity For Two”で名作Echoesを彷彿とさせるWallyの魅惑的なピアノが再び前面に出てきます。曲が進むにつれて演奏はよりメロウになり、エキゾチックなパーカッション、木管楽器、スウィープ・シンセ、デジ・ドラムが温かみを加えている。そして、より推進力のある波打つ”Smiles By The Millions”へとシームレスに続きます。この曲を支えている優しくドキドキするベースラインに大きくうなずき、ニヤリとしていないなら、私達はあなたを助けることは出来ません。続く瞑想的な”Higher Still”はシネマティックな雰囲気で、ストリングスが少し曲々しくバダラメンティ風のサウンドです。

叙情的で、質感が豊かで、リズムにゆとりがある、あの紛れもない、ほぼほぼBadarou独特のファンクが、”Oriental”にはあふれています。次の”Days To Wonder”は静けさを取り戻し、まるで礼拝所で演奏されているかのような、しつこくもメロディアスな鍵盤が鳥のさえずりと相まって、青春の幸福な日々への郷愁を一瞬にして呼び起こす。瞑想的な”Dawn Of Europa”は、薄暗くビートのないアンビエント・ジャーニーですが後の、ソフトなパーカッションと煌めきをフィーチャーした、輝かしく簡潔な”Crystal Falls”の、優しく頭をなでるようなビートで完全に輝きを放ちます。そしてWallyは、この素晴らしいコレクションを優雅な”Purple Lines”でまろやかに優しく締めくくります。

Wally Badarouほど、その影響力の大きさゆえに過小評価されているアーティストはいないと思います。彼のソロ作品は、1980年代のバレアリックDJのサウンドを実質的に決定づけ、その後のダンス・カルチャーのより洗練されたサウンドを生み出した。シンセのスペシャリストであるBadarouは、レベル42の長年の仲間だった。彼は、Compass Point Studioの社内レコーディング・チームであるコンパス・ポイント・オールスターズ(スライ&ロビー、バリー・レイノルズ、マイキー・チャン、ウザイア・"スティッキー"・トンプソンと共に)の一人で、1980年代にグレース・ジョーンズ、トム・トム・クラブ、ミック・ジャガー、ブラック・ユフル、グウェン・ガスリー、ジミー・クリフ、グレゴリー・アイザックスらがレコーディングした一連のアルバムの責任者だった。Badarouのキーボード演奏は、ロバート・パーマー、マリアンヌ・フェイスフル、ハービー・ハンコック、M(ポップ・ムジーク)、トーキング・ヘッズ、マヌ・ディバンゴ、ミリアム・マケバのアルバムでも聴く事が出来ます。フェラ・クティのプロデュースも手がけている。ふぅ !

Simon FrancisとCicely Balstonの両名がそれぞれ細心の注意を払ってリマスタリングとカッティングを行い、オランダのレコード・インダストリーで最高のクオリティでプレスされています。そして、Wallyを最初に紹介してくれたTest PressingのApientoには特に感謝しなければなりません。彼の助けなしには実現できなかった。特に、マッズ・パーチによる印象的なオリジナル写真をフィーチャーしたアートをまとめてくれました。Roebuck Pressのベンジー・ローバックは、パッケージ全体を完成させるためのアートワークを見事にこなしてくれました。 アルバム全体として、必要不可欠なものです。どうぞ、この作品をお楽しみください !
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