tanz music records

2015年に発表されたManabu Nagayamの”Light & Shadow”は、ほとんどの人の目に触れることはなかった。2015年にプロモ・オンリーのコンピレーションで初めてフィーチャーされたこの楽曲は、音楽的に広がりと高揚感のある日本のディープ・ハウス・ワークアウトで、本当に見過ごされていた逸品となった。流麗なピアノ・モチーフとド迫力なハンド・パーカッションに溢れ、ゆったりとした輝きを紡ぎ出すこのトラックは、ハートフルなダンスフロアのメランコリアと手触りの良いディープ・ハウスのポジティブさの間を難なく颯爽と駆け抜ける。その可能性を見出したDJのひとりが、Rush Hourの共同設立者であるAntal Heitlagerで、彼はMasaloにこの曲のリミックスを依頼した。Masaloは数年間にわたり、納得がいくまで微調整や微妙なアレンジの変更を繰り返しながら、リミックスに取り組んだ。その結果は紛れもなく見事で、すでに素晴らしいトラックをまったく新しいレベルへと昇華させた。Masaloの素晴らしいリミックスは、2022年初めにホワイト・レーベルの限定テスト・プレスでリリースされアンダーグラウンドのアンセムのような存在になっていたシングルの正規盤。