cv313 & Federsen/Altering Dimensions Part One (12"
cv313とFedersenが再びタッグを組み、”Altering Dimensions Part One”をリリース。このEPは一連のコラボレーションの第一弾で、後に一つのフル・アルバムのプロジェクトとして統合される予定です。
デトロイトを拠点とするダブ・テクノのパイオニア、cv313(Echospaceで知られるStephen Hitchell)とFedersenが、Federsen自身のレーベル”Alt Dub”からコラボレーションEP”Altering Dimensions”をリリースします。”Seconds to Forever”や、多大な影響を与えたLP”Dimensional Space”といった画期的な作品で知られるcv313は、没入感のある雰囲気と催眠的なリズムを融合させ、現代のダブ・テクノのサウンドの形成で中心的な役割を果たしてきました。Echospace Detroit、Grayscale、Synchrophone、Lempayung、Avant Rootsなどからリリースを重ねてきたFedersenも又、このジャンルで最も先進的なプロデューサーの一人として確固たる地位を築き、緻密でアナログならではの温かみのあるサウンドを生み出しています。このコラボレーション・プロジェクト”Altering Dimensions”は、現代ダブテクノ界で高く評価される二人のプロデューサーの出会いを刻み、デトロイトの不朽の遺産とFedersenの最先端の音響探求を架け橋となっています。
本作にはタイトル曲の4つの別バージョンが収録されており、先陣を切るのはオリジナルミックスの”Altering Dimensions”。7分半にわたるこの楽曲は、重厚な低音の脈動、渦巻くようなアンビエント・サウンド、そして絶えず変化するニュアンスが織りなす壮大な世界観を提示します。続く”Redesign”は、より力強いディープ・テクノに展開し、洞窟のような残響と揺れ動くエコーが、重厚なベースと力強いドラム共に満ち引きを繰り返しています。
B面には、その名の通り、よりクラシックなダブ・テクノのスタイルに焦点を当てた”Dub”ミックスが収録されており、キレのあるパーカッション、ゆったりとした空間的なディレイ、そして揺れ動くサブベースが特徴的です。そして最後に”Reduction”ミックスがプロジェクトを締めくくります。このミックスもその名の通り、楽曲の核となる雰囲気的な要素に、揺れ動くパーカッションの要素と変化するパッド音を加えて、構成をシンプルに削ぎ落としたミックスとなっています。