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”Spirit Of The Air”の暴力性、”Cross Over”のインダストリアルなパウンド、”High On Angel Dust”のPCP入りミニマル、テクノとハードコアをミックスした”Someone Was There”など、”Derniere Danse Part II”は、Manu Le Malinのプロデューサーとしての本質を描き出しています。実験的なサウンドスケープへの挑戦も、ダンスフロアへの直行も厭わない、、、其れでも、常に闇に浸っている。このEPは、Scan XとDeathmachineによってリマスタリングされた、未発表曲を含む彼のお気に入りの5曲を経由した、MKNKの脳内世界へのへの漆黒の入り口です。

では、再生ボタンを押す前に、ちょっと警告しておきます。1曲目の”Spirit Of The Air”は、曲がりくねったイントロ、ピアノのブレイク、スクリーム・サンプル、そしてエクソシスト・サーガへの言及があり、容赦なく、暴力的で、予測不可能。そして、彼のアルバム”Fighting Spirit”(2002年)からの抜粋でもある”Cross Over”でも、そのサウンドは和らぐことはありません。特に最新のサウンドで、真のインダストリアル・アタックです。

未発表曲”High On Angel Dust”は、ManuがPCPレーベル(粉っぽいタイトルの由来)とその創設者Marc Acardipanに敬意を表していることを示しています。彼のディスコグラフィーの中で、ほとんど日の目を見なかった変わり種で、シンセとTR-909をベースにしたこのトラックは一晩で録音され、28年間DATの中で完全に忘れ去られていたのです、、、 ! そして、ジャリル・レスペール監督の”24 Mesures”のサウンドトラックに収録されている”Someone Was There”、デジタル・リリースのボーナスとして収録されている名作”One The Way Home”が、この厳選されたセレクションを締めくくっています。

多様性に富み、個人的で、やっかいものながらもダンスフロアとの親和性が高い”Derniere Danse Part I”と”Part II”には、Manuの最高傑作がいくつか収録されています。そして、MKNKは今後、ハードコア・ミュージックのダークな側面を探求する新しいアーティスト達に門戸を開いていく、その足がかりでもあります。