Perc/The Cut Off Remixed EP1 (12")
2024年3月のリリース以来、Percのアルバム”The Cut Off”は、Resident Advisorの”RA Recommends”受賞、”Best of 2024”にランクイン、Sissel Wincentをフィーチャーした”Static”や、”Imperial Leather”といったトラックが世界中のダンスフロアでヒットするなど、高い評価を受け続けています。又、このアルバムは、ヨーロッパ、アメリカ、南米のフェスティバルやクラブで26日間のアルバム・ツアーも展開しています。
そして今、”The Cut Off”は、エレクトロニック・ミュージックの最先端で活躍する様々なアーティストのリミックスを収録した2枚のリミックスEPとして帰還します。この最初のEPは、タフなインダストリアル・ハードコアからディープなサウンド、そしてロンドン・アシッドテクノまで、あらゆるものを取り込んでいます。
EPのオープニングを飾るのはオランダの伝説的アーティスト、Ophidianで、彼は”Static”をグラインド・テクノからハード・エッジ・テクノとインダストリアル・ハードコアの壮大な融合へと変貌させています。Percの最近のセットで最もリクエストの多い曲の一つであるこのOphidianのリミックスは、一度聴いたら忘れられません。そして、オランダ出身のVera Graceは、Percの”Fett23”をエコーのかかった催眠的なテクノへと昇華させ、比較的新しいサウンドを披露しています。力強いシンセサイザーのパルスが先導した重厚なサウンドデザインを特徴としたVeraのリミックスは、決して単調にならずに常に勢いをましていきます。
B面では、ロンドンのアシッドテクノの雄、AntことAcerbicが、腐食性の強いアシッドをたっぷりと含んだ”Imperial Leather”を、決して止まることが出来ない壮大なアレンジで展開します。Percはこのクラシックなロンドン・サウンドの重要なサポーターとして知られており、このリミックスは彼にとって近年、最高級のアシッド・トラックとなっています。最後は、Perc Traxに登場した初の南米アーティストとなったアルゼンチンのZisko。グルーヴ主導のパーカッシブ・テクノのニューウェーブでブレイクを果たし、最近ベルグハインに何度も出演しているZiskoは、ディープ・カット”Milk Snatcher's Return”にスウィングするハイハットやライド、そしてダブ・テクノのタッチをほんの少し加え、彼のサウンドがなぜ今、これほどまでに求められているのかをパーフェクトに証明しています。