Carl Moore/Carter Lake (7")
キーボーディストであり作曲家でもあるCarl Mooreは、1980年代初めの日本ツアー中、スタジオでのわずかな時間を利用して、これらの曲を作曲し、レコーディングし、わずか100枚(!)だけプレスしました。Mooreは、フィリス・ハイマン、ジーン・カーン、ジャネット・ジャクソン、そして”ゴスペルの帝王”ジェームス・クリーブランドといったアーティスト達と肩を並べるようになりました。
Carter Lakeは、2分30秒のエネルギッシュなダンスフロアの歓喜の曲で、気ままな日々、10代の恋、そして失った愛を振り返ります。Mooreの歌声は滑空し、ジャズとゴスペルの力強いスタイルへの愛を披露しています。フリップの”Must Be The Beat”では、彼はまったく異なるテクスチャーを探求しており、ペイズリー・パークの保管庫で発見された長い間失われていたプリンスの録音である可能性も十分にあります。深夜にジャムっているようなサウンドのこの曲は、午前5時に30人の汗だくのダンサーが家に帰りたくないとフロアに残っている、アフターアワーにぴったりです !
このEPは、最近注目を集めたAOEからのラヴァーズ・ロックとUKソウルのコンピ”For The Love of You”と”Just A Touch”を手掛けたDJ兼キュレーターのSam Donが設立した新レーベル、Sweet Free Associationの初リリースで、Free Associationのラジオ番組やパーティーで得た”果実”を分かち合う別の方法を見つけたいという願いから生まれました。オリジナル盤の大半は長い間紛失していたため、これらのあり得ないほどレアなディスコ・トラックは、初めて多くの聴衆に提供される事になります。
The Carveryでリマスタリングされたローファイ録音は、Frank Merrittによって、クラブでビッグ・サウンドを響かせるために巧みにリフティングされていますが、最初にSamを魅了したオリジナルのサウンドの魅力は健在しています。